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バットの雑学

プロ野球で使う木製バットは、ほとんどが「アオダモ」という木を使っている。
組織が密でささくれができにくく、しなやかな点がバットに最適な材質だからだ。

植物の生育には時間のかかるものだが、アオダモはとくに時間も手間もかかる。
そのアオダモを削ってバットがつくられる。
樹齢七〇年以上に生長したアオダモから、四、五本のバットしか取れないのが普通だ。
それなのに、かつては折れたバットは廃棄するか焼却するしかなかったのである。

そこで、毎年大量のバットを消費しているプロ野球選手OBらが、環境問題としてアオダモに取り組もうと立ち上げたのが「アオダモ資源育成の会」というNPO法人だ。

それを報道する記事を見て協力を申し出たのが、福井県小浜市にある箸をつくっている会社。

箸は福井県の地場産業で、廃棄バットで箸をつくらせてほしいと申し出たのである。

その会社でも、箸の材料になる木や、木を育てる山に恩返しをしたいと考えていたため、両者の思惑が一致したのだった。

しなやかで密、ささくれができにくいというバットに最適な条件は箸にも最適な素材だ。

さらにプロ野球の球団も快くOKを出し、折れたバットを譲り受け、それで各球団のロゴ入り箸をつくることが決まったのである。

職人が一つひとつ手づくりする箸は、一膳二〇〇〇円近くする高級品だが、売り上げの一部はNPOに寄付され、アオダモ生育のための資金になるというリサイクルの輪の完成だった。

製品は「かっとばし!!」というネーミングで、どこの球場でも隠れた人気商品になっている。
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